冬の上高地
何年か前から、チャンスを伺いつつ、なかなか訪れる事の出来なかった冬の上高地。
今回ようやく天候も安定しているので行ってみる事にしました。

朝8時すぎに沢渡地区に到着。
当然ながら上高地は冬季はバスもタクシーも運行していない。
そのため、釜トンネル入り口から自分の足で登る必要があります。
その釜トンネル入り口も駐車するスペースはないので、沢渡からタクシーで向かう訳です。
(ちなみにタクシー片道2800円)

予約もなしに行ったのですが、偶然?予約の隙間だったらしく少し待った後に無事にタクシーで釜トンネル入り口まで送ってもらう。
(予約者は結構多かった模様。上天気の週末は予約した方が無難かな?)
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釜トンネル入り口付近では、今から上高地に登ろうとする登山客、スノーシューツアーの団体でごった返している(苦笑)
とくに上高地のスノーシューはここ最近ブームになっているので、中高年層を中心にガイドに率いられて団体さんで繁盛している模様。

釜トンネルは全長1300mで登り勾配平均11度とかなりの登り坂。
200mか300mおきに非常口を知らせる薄明るい照明があるが、照明の中間は真っ暗になります。
小型で良いのでヘッドランプか懐中電灯があると良い。
休日なら大勢が同時に登っているので、ヘッドランプ類は無くても何とかなるけど、あった方が便利でしょう。
ちなみに今回は釣り用のヘッドランプを持参。

登ること40~50分?やっと釜トンネルの出口が見えてきました。
釜トンネルを出ると、もうそこは真っ白な別世界。
当日の路面は圧雪路になっており、そこからスノーシューを履いてもいいんだけど、まだツボ足(スキー板やスノーシュー、和カンジキを履かずにシューズだけで雪面を歩くこと)でも、ぜんぜん問題なしなので、スノーシュ
ーはデイパックに括り付けたまま進みます。

周囲の木々の枝が凍りつき(多分、梓川から蒸発する水分が凍りつくのだろうな)なかなか素晴らしい風景が続きます。
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事前の情報通り、釜トンネルから大正池までの区間は向かって右側の山側は崖が険しくあちこちで小規模だけど雪崩の痕がある。
大量の新雪が降った後の雪が緩んだ時は危ないかも。

大正池の手前のコーナーを回ると、大正池とその向こうに穂高連峰の凛々しい姿が見えてきます。
ここがをを~~~っとなる最初のスポットですね。
大正池ホテルの近くに冬季トイレがあります。ただし、ここは出発して最初のトイレ(男女兼用で1名分)なので、朝は結構混みます。
その先には田代橋近くにもう一つ冬季トイレがあるので、まだ大丈夫な人はそのまま先に進んでもいいでしょう。
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大正池の畔から、梓川沿いの散策路に沿って進みます。
このときは既にハッキリとしたトレースがあったので迷うことはないけど、かなりの降雪があった直後はトレースも消えているだろうから、地図やハンディGPSなどでよくルートを確認する必要があるかも。
田代池周辺は湿原地帯なので、夏場はもちろん雪に覆われた冬季も立ち入り禁止。
立ち入り禁止区域はロープが張ってあるので判ります。
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どんどん進んで行きます。
もう平地なのでスピードも上がり、大正池から30分もたたずに田代橋に到着。
ここから梓川右岸に渡って梓川沿いに進みます。
大正池まではあちこちに登山者やスノーシュー団体さんが周囲に居たけど、この頃になるとあちこちに散らばるのか、人の気配が少なくなり(それでもチラホラとは居ますけどね)、やや静けさが戻ってくる。
天気は上天気。暑くなってアウターを脱いでデイパックに括り付けます。
トレースを辿る限りには、まだスノーシューの必要もなく雪も硬いのでそのままツボ足続行。
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田代橋から約20分ちょっとで河童橋が見えてきました。
ここが上高地の中心地。ですが、ホテル売店などは一切営業してません(笑)
でも、ここまでいろんなルートで登ってきた登山、スノーシューの人達が再び大集結するので、かなりの賑わいです。
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言わずと知れた河童橋です。
涸沢カールがバーンと真っ正面に。いいですね~春から秋の行楽シーズンには見る事の出来ない景色。
これを見たいがためにココまでやってきたのです。
青い空と白い山。このコントラスト。いいねぇ~~。
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この風景を見ながら、持ってきたシングルバーナーでお湯を沸かしてカップラーメン。
これがまた旨いんだな。

で、結局ここまでツボ足で来てしまいました(苦笑)
上天気と、少し前に暖かい雨が降ったため、雪が溶けて再び凍ったので雪面が硬くてトレースを辿る限りにおいては、まったくスノーシュー要らず。
コレじゃ何のために持ってきたやら・・・・(^^;;;;
という事で、梓川の河原を無理矢理スノーシュー履いて歩きます。
いくら雪が硬くなってると言っても、さすがにトレースを外れるとツボ足では、ズボッと填まってしまい、まともには歩けません。
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13時になり、気がつくと、あれだけ混雑していた河童橋も、かなり人気が少なくなり閑散としてきました。
そろそろ帰路につかねばなりません。
帰り道は極力スノーシューを履いてトレースとは違う雪原を歩きます。
でも、少し前の白川郷の時とは違って、硬い雪なので歩くのは楽ちん。
とりあえずスノーシューを楽しみたい、日頃歩く事のない雪原にスノーシューで足を踏み入れたいというのであれば、雪が硬くなる初春の時期が良いでしょうね。

行きと良く似たルートを辿って田代橋へ。ここで、スノーシューは外してデイパックに括り付けて、ツボ足で歩きます。
大正池ホテルの前で、ケータイで帰りのタクシーの予約をしておくと(これ以降、釜トンネルを抜けるまでケータイは繋がらない)、トンネルを抜けた頃を見計らってタクシーは迎えに来てくれます。

そうして、15時過ぎに、無事に釜トンネルを抜けて戻ってきました。
(帰りの釜トンネルは下りなので、アッと言う間に下って来てしまいました)

今回はとても良い天気に恵まれて冬の上高地の入門者にとっては最高の条件でした。
ちょっと雪が硬くてスノーシューを満喫するのは無理でしたが、まぁ最初はこれくらいが良いでしょう。
想像してた通り、冬と言えども上高地はかなり混雑してますが、条件の良い時はスノーシューで楽しめますね。
ただし、冬山には違いないので、それなりの装備は必要です。
安易な気持ちで単独で冬の上高地に踏み入れると、遭難してしまう可能性だってありますので、自信のない人はガイドを頼んだ方がいいでしょう。
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by sierra-outdoor | 2011-02-19 23:35 | ウィンタースポーツ | Trackback | Comments(2)
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Commented by Churin at 2011-03-03 22:19 x
あちこち行かれてますね。(^^)
しえらさんが写真に写っているという事は、奥様同伴かな。
私もカミさんと上高地に行きたいと思ってますが、まだ一度も行ったことがありません。
景色も良いけど、川の様子が気掛かりだったりして。(禁漁区(^^ゞ)
Commented by しえら at 2011-03-05 00:01 x
上高地はイイ所ですよ、ちょっと混雑しますが>Churinさん
夏はメチャメチャ混みますので、春か秋(紅葉の時期よりは前)がいいですね。
ハイシーズンでも朝イチに登れば、まぁ割と静かな佇まいの上高地の雰囲気が感じられますが。
なにはともあれ、一度は行ってみると良いと思います。
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