7/16 早朝、朝4時に目覚めキャンプ場近くの音更川に入渓。
結局、時間的制約から3日間、この川に通うことになる。 過去何度も釣った川なのでおよそ見当はついているが、前回訪れてから4年ぶり。 さらに毎回、渓相が変化してポイントが変わっている川なので、ポイント探しから始まる。 とりあえずこれまでの経験から確実に釣れそうな区間を選んで行ってみると、早朝なのにさすがは3連休、釣り師はいます。 地元ナンバーの車が入渓している箇所に行ってみて、そこから先行者が釣り上ったのを確認して、私は釣り下る。 釣り始めて数分で今回の初ヒット! 20cm強のニジマス。 その後、このサイズが連発する。どうやら放流区間かな~~~これは。 しばらく釣っていくがサイズUPしないので、いったん車に戻って別の区間に入り直し。 前回釣行時に40cm半ばのニジマスを最大として短時間だが爆釣したポイントだが、今回は不発。 なんとか30cmほどの綺麗なニジマスを釣って朝の釣りは8時前に終了。 午後も釣行許可が出たので、3時間ほど釣ってみる。 サイズUPを求めて、朝より少し下流区間を探る。 この音更川は河畔林が発達していて、入渓地点を探すのが大変。堤防道路を走っていれば川の近くまでは行けるのだが、水辺までの数10~100mほどが河畔林やアシ原で埋まっているところが多く、どうやって水辺まで 行けばいいのか悩むのだ。 でもそこは蛇の道はヘビ、必ず釣り師の跡はあるもので、河畔林のジャングルの中に消えていく轍を突破すると車で水辺近くまで行けたりする。 ただし車1台入れるかどうかの細い轍なので大型の車は入らない方がいいし、初めての人も止めたほうがいい。 私も最初は北海道の友人に連れてきてもらったので、今は一人でも覚悟を決めて入れるけど、いつも不安になる(この轍がそのままジャングルの中に消えていたらどうしよう・・・ナンテね) 釣り始めてすぐにヒット! ちょっと朝の魚達より大きいゾ、右に左に走る。ドラグがジ・ジ・ジ・と少しだけ鳴る。 でもラインは本州より太めの5ポンドなので、まぁこのクラスなら余裕ヨユウ。 少しあしらいつつ、ジャンプを繰り返す魚のフックアウトだけ用心しながら寄せてくると北海道ニジマスらしい、とても綺麗な魚体。 十勝ニジマス特有の斑点の濃い色彩。ピンと張ったヒレ。太く体高の高いボディ。 コンディションは申し分ない。これでサイズが40UPであれば・・・・(ちなみに33cm) ず~っと釣り下るが反応は朝に較べて非常に乏しい。が、こういうポイントを攻略しないと大物は出ない。 何カ所か探ってやはりグッドコンディションの30cmほどのニジマスを1匹追加して終わり。 7/17 早朝、やはり朝4時に入渓。 前日より少し下流に入る。やはり釣れてくるのは20cmクラス。 イカにも放流されたな~~と思わせる魚もいれば、小さいなりにとても元気で前日の午後に釣った魚を小型にしたようなグッドコンディションな魚も釣れる。グッドな魚は、稚魚放流が大きくなって野生化したものか、はた また数は少ないだろうが天然繁殖モノなのかも知れない。 最初はぼちぼち釣れ続いたが、途中から何100メートルも浅い平瀬が続く区間に出た。 膝下までの水深の平瀬が延々続く。朝モヤで100m以上遠くが見えないが見える限りでは平瀬しか見えん。 どうするか迷ったが、移動する時間も勿体ないのでそのまま移動して釣り続ける。 平瀬の中でもホンの僅かな変化(岸際のアシのエグレで少し深くなっていたり、岸際の倒木が水辺に倒れこんだ下など)を探ると時折釣れるが20cmクラスまで。 かなり下ったところでこれ以上行くと車に戻るのが大変になると思って川を離脱。 15分くらい歩いて車に戻り、下流を探りに行くも不発でこの日の釣りは終了。 7/18 最終日である。 まだネットを使うほどの魚に出会っていない。 朝イチは初日の朝イチに釣って川を上がった区間から入渓して釣り下る。 やはりこの区間は魚影だけは濃い。20cmクラスなら飽きない程度に反応がある。 釣れる魚の半分くらいは模様が濃くヒレピンの魚だ。 そのまま釣り下って、とあるポイントで30cm弱のグッドなニジマスが3連発。 対岸の垂れ下がった枝の下、ギリギリにキャストしてトゥイッチで誘う。 流れの真ん中あたりでU字を描かせて、ここで食う筈、と予想したところでまさしくドン!とヒットするのは思い通りのゲーム展開で釣れる魚のサイズはともかく満足度が高い。 ある程度釣ったところで、数釣りはやめて、下流へサイズUPを求めて移動。 この頃、一瞬だけ晴れ間が見えて朝日がさしてきた。綺麗で静かな風景である。 この日は連休明けの平日なので他の釣り師も居ない。 (大抵、帯広近郊の河川は平日でも出勤前フィッシングの釣り師で早朝は賑わうのだが、この日は見かけなかった) 何年か前、これまでのトラウト歴の中でナンバーワンの魚(約55cmくらいのニジマス)を掛けて、走る魚を追いかけて100mも河原を走った末にラインブレイクしたポイントに来てみた。 あれからかなり年月が経ち、渓相はあの当時とは見る影もなく変化しているが、水は流れている。きっとあの魚に匹敵する魚は居る筈だ。 丁寧に対岸のエグレを探っていく。この3日間の釣りでおよそパターンは見えてきた。 小型が濃い区間には大物は居ない。また、朝イチであっても良型は流芯には出てこず、岸際の流れのブッツケに出来るエグレや倒木の下に潜んでいて、近くを流れたり通り掛かるエサを待ち構えているようだ。 対岸の倒木際ギリギリを狙ってキャスト。流れがモロにブチ当たるポイントではルアーも流されラインもドラッグが掛かってミノーをコントロールしづらい。 なんとかキャストするスポットとミノーのトレースラインを読んで、障害物ギリギリを狙うコースでアプローチしていくと、倒木の下の激流でドン!と重々しいバイト! キタっ! アワセると同時にズンと重量感ある反応。ギラリと光る銀鱗。今回の中では最大サイズか? いったん流れの上流に走った魚はすぐに反転して下流へ。そこには倒木がある・・・ヤバイ・・・・ラインは5ポンド、多少余裕はある。なんとか倒木の下に走る魚を停めて、耐える。 するとすぐにこちら足元に向かって走ってきた。急いでリールを巻く、しかし追いつかない。 ラインテンションが緩くなった隙を魚は感じたのか次の瞬間にすぐ横の倒木の下へ走る。 ヤバイ!ラインがギリギリと倒木と擦れる感触が伝わってくる。 なんとか倒木の下から引きずり出さないと・・・・とポジションを変えようとした次の瞬間にフッとラインが力なく垂れる。 あ~~~やってしまった、ラインブレイクだ。 過去、何度も北海道のニジマスには倒木際の闘いで敗れている。今回はそれを防ぐ意味でも5ポンドにしたのだが、まだダメだった。 サイズは、ま、冷静に考えれば魚のサイズは40cmあるかないか。でもあの走りとスピード、右に左に切り返しの早さなどは、まさしく野生化ニジマスそのもの。 残念だったがヤツの方が上手だった。きっとあのナンバーワンのDNAを受け継ぐスーパーレインボーの末裔なのだろう。 せめてバーブレスにしたミノーが無事に外れてくれることを祈るのみである。 その後、同じポイントで30cmほどのニジマスを釣って、2006北海道チャレンジは幕を閉じました。 今回は、時間的制約があり、音更川しか探れなかった。 まだまだ十勝には無数のフィールドがあり、さらにトンデモナイ魚も居る(と聞く) 次回こそ、思う存分に十勝フィールドを楽しめるように、そしていつまでも豊かな川が流れ、綺麗で元気な魚達が泳ぐフィールドが続くように願いながら、また再挑戦の時まで、自らの腕を磨いていこう。
by sierra-outdoor
| 2006-07-19 21:01
| 渓流釣り
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Comments(2)
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